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”とにかく”の話

こんにちは。
2月7日、北方領土の日、むーんがお届けします。

ずっと気になっていた単語があります。
「兎に角」。
少し前までこの漢字、読めなかったんですが「とにかく」と読むんですよね。
以前はそれほど漢字で使われることもなかった気がするのですが、パソコンやスマホの普及で変換されてしまうので使用する人が増えてきたのでしょう。
現在は文書や書籍などは漢字の多用は避ける傾向にあって(読みづらいという理由です)漢字:かなの比率は3:7が読みやすく、理想的だとも言われています。
前にこのブログで書いたかもしれませんが「最早(もはや)」とか「否(いや)」という単語がたくさん出てくる原稿を目にして戸惑ったおぼえがあります。

そして先日「兎に角」について調べました。
「兎に角」は「とかく(兎角)」の当て字で仏教語の「兎角亀毛(とかくきもう)」に由来するんだそうです。
ウサギに角が、そして亀に毛がないように「現実にありえないこと」や「実際にないものをあるとすること」として使うんだそうです。

うーむ・・・。
「とにかく行ってみよう」という場合は「いろいろ事情はあるにしても、それはさておいて」という意味なので先の意味とはちょっと違う気もしますよね。
所詮は当て字なのかなあなんて感じます。

ちなみに「張本人(ちょうほんにん)」という単語も子どもの頃は「はりもとじん」だと思ってました。
「ちょうほんにん」って言葉は使っていたのにまったく気がつきませんでした(笑)。

最初に書いたように漢字が使用される度合いが減ってくると語源について考えることも減ってきますよね。
わからない漢字でもすぐに変換できてしまうので便利な世の中ではあるけれど「読みやすさ」も大切にしたいですね。
印刷物でなくてもLINEやメールなどでも同じです。
以上 「とにかく」のお話でした。また来週。

DiPS.A前橋まちなか店
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