こんにちは。オペレーターのSです。昨日は汗ばむくらいの陽気となりました。5月も折り返し地点。夏が近づいてきますね。
さて先週「記憶色」という言葉をご紹介しましたが、その後「期待色」という言葉の存在を知りました。もうその言葉の通り、写真や印刷が「こういう色に出来上がってほしい」と期待している色のことをいいます。
自分が記憶していたような色に写真が撮れていなかったとしたら、それは記憶色によるものです。写真が実物により近い色彩であったとしても、イメージとして記憶してしまうのはより鮮やかで綺麗な色になっているんですね。
時分が撮ったものでなくても、映像や写真を見るときに「これはこういう色がいい」と考えてしまうことがあると思います。料理は美味しそうに見えた方がいいし、花は彩度が高い方がいい。海や空は青いほど美しく見えるし、肌の色も血色いい方がいいですよね。 それらの記憶がなくても、こうあった方がいいという色合い。それが期待色と呼ばれるそうです。
よって印刷物にある画像などは、全てが撮ったまま載せられているわけではありません。 最近はPhotoshopなどのソフトを使って手軽に編集できるようになりました。
下の画像、左が撮ったまま。右が少しだけ手を加えたものです。桜のイメージに近いのはどちらでしょう。
しかしオペレーターの主観ではなく、一般的に期待される色に変換・補正するというのはなかなか難しいんじゃないでしょうか。「記憶色」、「期待色」ともに実際の色とはほとんどの場合異なっているからです。ここまでくると色彩工学や色彩心理なんて話も絡んでくるようです。奥が深い・・・・・・自分で記事にしておいてなんですが、正直よくわかっていません(笑)
それではまたお会いしましょう。(*゚∀゚)ノシ