4月に入り初めてのブログとなります、おっと29年生のむーんです。
さて、今回も製品紹介です。
「紅板締め(べにいたじめ)」と呼ばれる技法を用いた襦袢、間着(あいだぎ)の写真を集めた作品集です。
今回は部数・ページ数が多いため、当店でのデジタル印刷機を用いた印刷ですとかなり高額になってしまうのでオフセット印刷機での印刷となっています。
こうしたオフセット印刷/デジタル印刷の切り替えが即座にできるのも印刷会社を母体に持つ当店の強みの一つなのではないかと思います。
今回のような美術品の印刷においては色がとてもシビアです。
しかしながらインキで自然界にある色(可視光線領域)の全てを表現することはできません。特に今回のような紅は難易度が高い・・・。
そこをお客様にご理解いただきながら作業は進めさせていただきました。
それでも作品の持つ質感などは可能な限り再現したい。
印刷の課程においても印刷オペレータや製版技術スタッフなども印刷に立ち会い適正なカラーについての検証をしながら刷っていくのです。
そうして無事印刷完了。
その後製本会社の手に渡り、綺麗に装丁された本に仕上がるのです。
製本は本の綴じ代奥(のどと言います)までしっかり見られるPUR製本を採用しています。
先日お客様のもとに本をお届けいたしましたが仕上がりにとても満足していただけました。
こんなふうによい仕上がりの製品をお納めするのはとても気持ちのいいものです。
これからもたくさん、お客様に喜んでもらえるいい仕事をしていきたいですね。
さあ新しい一週間の始まりです。
がんばっていきましょう!