アッシュです
梅雨の晴れ間です。
先週２年ぶりくらいに自転車通勤してみましたが（妊娠中+育休中のブランクです）、その後雨が続いてすぐに車通勤に戻ってしまいました。また晴れが続きそうだったら自転車通勤にしようと思っています。自転車や歩きの時間が増えると、車や屋内では分からない懐かしい匂いや空気を感じることができて、時間や季節の移り変わりに気付きますね。今はまさに梅雨の匂い。目をつぶると、子供の頃ムンムンとした梅雨の晴れ間に、庭のアジサイの葉についたカタツムリを取っている情景が思い出されます。そういえばカタツムリ最近あまり見ないですね？どこ行っちゃったんでしょう？
先日３年生さんが書いていましたが、私は星の王子様が大好きなんです。でも子供の頃母に読んでもらったときはちっとも面白く思わなかったんですね。というか、よく分からなくって嫌いだったくらいです。でも、色々な経験をして大人になる過程で読んでみると、その都度発見があったり、その都度感動のツボが違ったり。なかなか深いものだと思います。きっと他の書物や芸術もそうなんでしょうけど、本当は何度も味わう努力をしてみると新しい発見や感動が訪れるかもしれないのですね。そう考えるとこの世の中には体験しそびれている知らない感動がなんと多い事か…。特に「書物」は手元に残って、いつでも見直すことができて、さらにオペレーティングシステムが変わると読めないとか、再生機の変更などの問題もないので、繰り返し違った感動を味わうのにはうってつけですね。
広く浅く…知識や情報が散乱しているこんな時代に、狭く深く想いを巡らせてみることも忘れないようにしたいですね。「それ」が大切だと思える=ほかのものと違うのは、「無駄だと思えるような時間」をどれだけ「それに」注いだかなんだ…星の王子さまのキツネと王子様のこの会話が思い出されます。大好きな会話です。人でも物でも場所でも･･･コダワリや愛着、大切だと思う気持ちを大事にしたいですね。
私もまた星の王子様を読んでみようかな…ということで、素敵な週末を！
