印刷を愛し~、印刷に愛された男~
超絶怒濤、空前絶後のォ~~~・・・
・・・むーんです。
印刷に限らず、自分のいまやっている仕事が好きだとか楽しいって気持ちがないと成長もしないし苦痛でしかないですよね。
月曜の朝が辛い、とか日曜日の「サザエさん症候群」なんて方、いませんか?
「世人が不幸なのは労働の法則から逃れようと欲すからである。
仕事をするという幸福で私は耐えてきた」
かのオーギュスト=ロダンの言葉で中学校の美術室に貼られていた言葉を35年以上経った今でもまだ忘れません。
深いよなあ・・・。
そんなわけで元気にポジティブに月曜日、迎えましょう!
で、今日はネタがないかなあ・・・なんて思ってた午後のひととき。
あるお客さまが来店されました。
見覚えがなく明らかに初めてのご来店のお客さま。
PDFデータをお持ちで、そのデータを1枚印刷して欲しいとのことでした。
急がれているようだったので、用紙を選んでいただきその場でお渡し。
仕上がりにも満足されてお帰りになりました。
スタッフの話によれば県外ナンバーの車の方だったようです。
当店のことなどおそらく知らなかったことと思いますが通りがかりか、ネットで調べて駆け込んでいただけたのでしょう。
そんな中、お役に立てて嬉しく思いました。
その一枚の印刷物(手紙でした)がその依頼者とそれを手にする人とを結ぶツールになるんです。自分たちが見えない場所でそんな物語があるのかと思うと印刷っていうサービスもいいもんだなーって改めて感じます。
そういえば、ですよ。
20世紀の印刷業界だったら、こんなサービスはできませんでした。
いただいた原稿を4色に分版して、版出力をして印刷をして断裁して・・・、その場でどころか当日お渡しすることだって難しい、というか無理ですよね。
しかもたった1枚といえども数万円かかってしまったわけですからおそらく受付の段階で「それじゃあしょうがないね」ということで終わっていた話じゃないかと思います。
デジタル印刷って不可能を可能とする技術なんだなあ、って改めて思いました。
ワタシが入った昭和の時代はまだ活版の印刷機が書籍をつくるためにまだ息をしていた時代でした。
隔世之感、という言葉がありますけどまさにそれですね。
デジタル印刷がこうした可能性を広げてますね、間違いなく。
お店でも年賀状や喪中はがきの注文が少しずつ増えてきました。
これらもデジタル印刷が得意とする分野ですね。
ご注文はお早めに。
それではまた来週。