こんにちは。
今日は国際寛容デーだって。
というかいつも寛容なむーんがお送りします。
すでに18時を回っていてもうこのままブログをトンヅラしようかと思いましたが他のスタッフの手前そんなわけにもいかずセカセカと書いているのです。
ではまた来週。
・・・冗談です。
最近ホント個人出版がフィーバーしてます。
進行中のあるお客さま。
もう80を過ぎた女性なのですが書きためた小説を出版したい、とのこと。
ずいぶんと前からその原稿はできていたようなのですが、音楽家であったご主人からずーっと反対されていたとのこと。
そのご主人が亡くなり、反対する人もいないので親戚やお世話になっているデイサービスの人たちに自分の書いた小説を読んでもらえたら、とのことでした。
原稿を拝見したのですが、なんと30万字近くありました。これは500ページいくなあ、と感じました。
作成するのは10部。
これを組版してたら相当な額になってしまうなあと思ったので、お客さまと相談しました。
高くなってしまうが綺麗に組版をして本にするか、WordでつくったデータをA5判に設定し直して見栄えは多少悪いがそのまま本にするか、の2択。
両方の見積を出してみました。
結局Wordでつくったデータでいくことに決まりました。
組版のものだけ見積を提示してたら
「これじゃあ予算オーバーだからつくるのは見合わせようか」
と話が流れてしまったかもしれません。
けれど長いこと小説を出版したかったのにつくれなかった気持ち、それをつくる機会が巡ってきて一生の思い出として残したいという気持ち。
それぞれを汲んだ時にやっぱり本として形にしておくべきなんじゃないかなと思い、2通りの提示をさせていただきました。
せっかくの”大作”が日の目を見ることができそうでよかったです。
まだ製作中ですができあがったときの喜ぶ姿を想像すると今から楽しみです。
そう、お客さまのつくる一つひとつ、バックグラウンドにストーリーがあるのです。
そのバックグラウンドに沿った演出をしてあげられるのがリアル店舗の良さなのだと思います。
「私はね、もう先が長くないからその前にこういう本を残してみんなに読んで欲しくてね・・・」
そんなことありません。
本をつくった人ってみんなそれまでよりみんな元気になりますから。
今までつくった人、みんなそうでしたからね。
完成まで今しばらくお待ちください。こちらでまた紹介したいと思います。
それではまた。