11月に入りました~。
今年もあとわずか。
読書週間まっただ中っつーことで、先週の「紙つなげ!」に続いて読んでいるのがこちら。
ちょうど図書館で「紙つなげ!」を借りた時に、紙のジャンルで一緒に陳列されていたので目に止まったんです。
まだ途中なんですけど、すごいですよね。
全国300箇所の紙里を自分の足で回っているんですよ(そのほとんどが自分の車なんだとか)。
各地で和紙が栄えた由来であるとか、今の紙里の様子とか、読んでると思わず行ってみたくなってしまうんです。
そうそう、群馬県だと桐生市は梅田の和紙が紹介されてます。
読んでみると和紙もやっぱり原料が大切で、特に水も重要なんだそうです。
なのでこうした紙里の多くは近くに名水と呼ばれる川があり、その水によって漉かれることでより綺麗で、より強い和紙ができるんだそうです。
料理だけじゃないんですね、水の力って。
残念なことに職人の高齢化・後継者不足や、楮(こうぞ)などの原料不足などから衰退していった紙里も少なくないようです。
けれども30代・40代で後を継いで職人の道を歩む人もいれば、公務員を定年退職されてから和紙職人の道を目指す方など、日本古来の伝統産業を必死に守り抜こうと努力している方もたくさんいらっしゃることがわかります。
今はコンピュータ全盛の世の中だけれど、それより比べものにならないほどの長い歴史の中で”紙”って生き残ってきているんですよね。
紙ってやっぱりすごい。
そんな風に感じます。
そうそう、この本、デジタル印刷によるものなんです。
手にした時、おやっと思って、今日スタッフのSくんに確認したらやっぱりそうだって。
こうして市販されてる書籍(特にこんなハードカバー本はね)でデジタル印刷なんてあんまり見たことないので新鮮に感じました。
いずれはこういうのも珍しくなくなっちゃうのかな。
読んでて訪ねてみたい紙里があったので、遠くないところは行ってみようっと。
好奇心旺盛なむーんがお届けしました。
そんではまた。