こんにちは。
日本気象協会設立記念日の5月10日、むーんがお届けします。
気象といえば・・・昨日は真夏日になる、とかいうので何しようかな、と思っていたらめちゃくちゃ風が強かったですよね。
それも一日中。
おかげで予定丸つぶれでした。
ウオーキングも中止しました。
まあいいか。
ちなみに明日11日は姉の誕生日です。
遠くてなかなか会えませんがおめでとうございます。
そして昨日は母の日。
80歳の母ですが、昨日も登山に行くなどまだまだ元気です。
何か欲しいものは?と訊くとスマートウオッチが欲しいとのことだったのでプレゼントしました。
長生きしてもらいたいものです。
さて、今日はそんな母とほぼ同じ年齢の方の本が完成したのでご紹介します。
著作権の関係もあり、中身は公開できませんが図画集です。
それも小学二年生から高校時代に描いた絵が見つかったとのことでそれを本にしたい、とのこと。
作品を拝見しましたが資料的価値は非常に高いです。
戦後間もない頃の暮らし――――一家団欒で過ごしている中お母さんだけはこたつの外で黙々と家事をしている絵――――や、アーチが架かっている頃の大渡橋、建設中(昭和33年)の敷島野球場・陸上競技場などなど。
面白かったのは当時のプロ野球をラジオを聴きながらつけていたというスコアブック。
スタルヒンや藤村富美男、田宮謙次郎、小鶴誠といった創生期のスター選手の名前もあり、おおおーっと見入ってしまいました。
他にも自作の時間割も。「國」や「社」、「算」などに混じって「R」という文字。
「R」ってなんだ?と思ったらローマ字の授業があったんだそうです。
こんな風に当時の暮らしなどを知る手がかりになるような絵がたくさんあります。
図書館や教育委員会にも寄贈されるそうですが、歴史資料という意味でも価値がありそうです。
また絵の裏面には先生の評が書かれているのですが、とても辛辣なことも書かれていました。
上手な絵だったので求められるレベルも高かったんでしょうね。それでも先生の言葉が励みになって描き続けたんだそうです。
何度も通っている間にこの方から「この頃に戻りたいなあ」「楽しかったなあ」という言葉を何回も聞きました。
戦後間もなくでモノのない時代。戦争から帰ってこないお父さんがいて見ず知らずの男の子も一緒に暮らしていた時代。
決して豊かでなかった時代のはずなのに楽しくて、またその時代に戻りたい、としみじみ語っていたのはある意味ショックでした。
こうした絵を見ることで当時の風景や感情を思い起こすことができるって素敵なことですね。
この連休前後で本が次々とできあがっていまして来週もご紹介できそうです。
それではまた。