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少し多めにつくってね。

こんにちは。
ゴールデンウイークまっただ中、絶賛営業中です。

そんな朝、出社して何気なく店の前の国道を眺めていたらなんと私が昨年まで乗っていたクルマを見つけました!
なぜわかったかというとサイドにオリジナルのデカールを貼っていたからです。
いつかどこかで見つけられるだろう、と思ってたけど思いのほか早く発見できました。
大切に乗ってもらいたいですね。

さて、今日は自費出版についての話です。
作成する部数についてです。
これは自分史セミナーなどでもお話しているのですが、自分で想定した部数だけでは絶対に足らなくなります。
作成する過程で誰と誰に配ろう、と決めていても思いがけず差し上げる方が出てきてしまうものなんです。
たとえ10部でいいかな、と思っていても20部くらい必要になってしまうものです。
50部未満でしたら「自分が必要だと想定する部数+10部」、50部以上だったら「想定部数プラス2割」はみておいたほうがよいです。
30部だったら40部、70部だったら85部くらい。
これは自分自身で本を出版して感じたことなのですが、気軽に「本、ちょうだい」っていう人が意外に多いんです。
「タダじゃないし、気軽にあげられるかい!」
と思うんですが、自費出版の認識って残念ながらその程度の認識なのが現実です。
こうした場合どう対処すればいいのか。その方法のひとつに「本に価格を記載すること」があります。
たとえ販売目的でなくても価格を記載することで「タダではないよ」ということをアピールできます。
また本をもらったらお礼を、という律儀な人もいるのですが、そうした場合にも価格を記載しておけばお礼の際の目安にもなるんですよね。
割と自費出版の場合、いくらするものなのかって検討はつきませんからね。
たとえ原価割れしたとしても1,500~2,000円くらいで”値付け”しておくと良いでしょう。

しかし自費出版って販売を目的としていませんから「たくさん買ってもらう」ことが嬉しいわけではありません。何より著者が嬉しく思うのは「本を読んでくれた」という事実です。
それは「そうそう、こんなことあったよね」とか「こんな経験していたんだね」という「共感」や「認知」が著者にとっての喜びなんだなあということを身をもって知りました。
逆に読んだのか読んでいないのかなんのリアクションもない人、さらには本を送っても「届いたよ」の連絡もない人もいたりしてどうしたものだろう、なんて感じました。こういうことも自分で本を出版しなければ気付かなかったことで、これもまたいい経験になりました。

そして今日のまとめ!
【自費出版の発行部数について】
・配布しようとする部数の2割増しで作成する(50部以下の場合は想定部数+10部)
・本に価格を記載しておくことで「自費出版」の価値を知ってもらう。
・自費出版における最大の喜びは本を売ることではなく読み手のリアクション、これがすべて。

もう一つ加えておくと自費出版とはいえ国内で発刊された書籍については国立国会図書館への「納本の義務」があります。権利ではなく義務、です。これは国立国会図書館法でも定められていて納本をしないことがわかった場合、罰則もあります。まあそれが発覚して罰金を取られた、という話は聞いたこともないのですけどね。
図書館への寄贈分も注文部数に加えておく必要があります。

ということで本をつくろう!って思った時に参考にしてください。
それではまた来週。

DiPS.A前橋まちなか店
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