かしこ
10月17日、どうやら母の誕生日のようです。
82歳だっけな、母ちゃんおめでとう、のむーんがお送りいたします。
さて、先週手紙のことについて少し触れました。
いただいたお便りでふっと素敵だな、と目に留まった単語がありました。
「かしこ」。
みなさん、使いますか?
昔むかしおニャン子クラブにいた「うしろゆびさされ組」が
♪かしこは最後のI LOVE YOU~
とか歌ってましたけどね(知らないか・・・レコード持ってました!)。
これ、手紙の頭語である「拝啓」の結びの言葉として「敬具」や「敬白」とともに使うのですが、「かしこ」のみ差出人が女性の時に使うことができるものなのだとか。
対してそうやっていただいたお便りへの返信に使うのが「拝復」や「復啓」であり、「拝答」、「敬答」で結ぶのだそうです。何か風流というか鯔背だなあ、と思い、その方への返信に人生初めて「拝復」と使ってみました。なにかちょっと格式高い人になった感じです(あくまで個人の感想です)。
スマホが普及してメールやLINEなど使っているのに慣れてしまうとこうした日本古来の手紙の形式って薄れていってしまうのかな、など感じます。そんな中、手書きでさらっとこんな和言葉を書ける人でいられたらいいなあと思ったできごとでした。