こんにちは。
3月18日のマンデーもむーんがお送りいたします。
さて、今週は製作事例の紹介をします。
遅くなってしまったのですが11月に仕上がった群馬大学情報学部・柴田博仁ゼミの皆さんの卒業書籍をご紹介します。
このものづくりプロジェクトのコンセプトとしては衰退している出版市場の現在、学生たちの手によって「新感覚の」書籍を制作して新たな出版市場を模索すること、そしてその過程を通じてものづくりの「難しさ」、「喜び」そして「楽しさ」を実感しよう、というものです。
実は2022年度の一期生がコロナ禍における混沌とした日々を「めでたしめでたしと言いたい!」と「桃太郎」や「金太郎」など懐かしい11の童話に見立てて作成しました。この本は章ごとに異なるテーマカラーがあり、その色に合わせて扉の紙を差し込んでいます。
そして今回は・・・。
「つむぐ」と名付けられた、「幸せ」をテーマとした3篇からなる絵本仕立ての作品です。
これは作品ごとに紙を替えて製作しました。従来のオフセット印刷ですと8ページ単位での印刷となるのでこうした作品ごとに紙を替えるという作業は難しいこと(できないわけではありません)ですが、1枚ごとに印刷していくオンデマンド印刷であれば大きなコスト負担もなく作成することが可能です。
それぞれの作品の世界観ごとに紙の質感を変えたことに制作した学生さんたちも満足されていたようです。まさに従来の概念を覆す「新感覚」の本だといえるでしょう。
そんな柴田ゼミ2期生のメンバーからこの4月にDiPSに正社員としてひとり、お迎えします。
追々紹介したいと思います。
それでは今回はこんなところで。