こんにちは、ヤエモンです。
最近はすっかり日がのびましたね。
時計を見ないと、夕方5時すぎたのにも気が付かないほどです。
さてさて、
印刷にもインクをのせるだけではなく、印刷した部分を膨らませたり、凹ませたり、色々な加工がありますが、その中でも私は空押しが好きです。
以前にもロゴが大きく主張している商品よりも、ひっそりとどこかにその名が刻まれているなんて感じが好きということを申しましたが、この空押しってまさしくそんな雰囲気を醸し出してくれる気がします。
「活版印刷してます」というアナログな感じも好きなんですが、空押しが綺麗にできたらな、という願望が常にありました。
版を凹凸両方使って印刷すればいいのかもしれませんが、今回はもっとてっとり早く、メジウムを使って印刷してみました。
手キンでは満足いく空押し仕上がりにならずにいたのですが、メジウムを使うと、印刷部分とそうでない部分との差が出て、なかなかの仕上がりです。
左の写真と右写真の上がメジウムを使ったもの、下が何も使わない空押し。
メジウムとはインクの本来の特性をそのままに、色を淡く表現したい時に使う透明インクです。
光沢も出ることから、活版印刷機で、通常の色インクをのせずに、メジウムのみ使ってみました。
樹脂版や亜鉛版でなく、活字を組んだことと、文字数が少なく、圧が比較的かかりやすかったこともあるかもしれませんが、結構綺麗に印刷できていると思いませんか?
主張が足りないよ! という方には物足りないかもしれませんが、私には十分な仕上がりです。
気になった方、ワークショップで一緒に印刷してみませんか?