こんにちは店長くんです。また雨の金曜日です。
今回「ぐんまの昭和写真展」にご応募頂いた方、ご来場下さった皆様ありがとうございました。お陰様で大変良かったという評価を多数頂いております。
今回の写真展は、一般的な展覧会と違い、身近で普段着な姿を前面に出した心温まる写真展だったかと思います。
入館して最初に目にした平山氏の「前橋市街地の顔」の写真の数々は、私を含めて前橋に馴染みのある方なら皆さん懐かしさを感じたと思います。
また景色だけでなく写真に収められてる人の表情にこれまたレトロ感を感じたという方が多かったと聞いています。
それは服装であったり髪型だったり・・・また私が一番感じたのは人の表情です。
何かと忙しい現代と違い、写真の中の顏は皆さん表情が大らかで笑顔。正に古き良き時代の象徴ではないでしょうか。
赤かんばんのエスカレーター、中央通りの水飲み場、お母さんに手をつながれた幼い兄弟・・リヤカーで遊ぶ子ども達や袢纏姿で街に繰り出す男の子3人組。
どれを取っても今ではそう多く目にしない姿です。人は1日1日歳を重ねていきます。
決して戻る事の出来ない過去の姿を目にして少々大げさですが、今生きてる幸せを感じました。
今はYouTubeをはじめとして動画全盛ですが、1枚1枚をじっくり眺め、当時の想いを自分とかぶらせながら観れる写真の魅力を再確認しました。
今回ご来場下さった方の6~7割が60歳代以降の方で、正に激動の昭和を生き抜いてきた方々です。そして口々に口にされたのが「昔は良かった」。
今と比べれば物質的にも何もかもが不自由であった時代。向こう三軒両隣~井戸端会議・・・こんな言葉が今は失われつつあるのでしょうか・・・。