先週の鬼怒川決壊による水害に続き、昨日は阿蘇山噴火と日本の自然災害に脅威を感じる日々です。
そんな中、ツイッターに“大仏建立”というトレンドワードが上がり思わず興味を惹かれました。
ようするに、相次ぐ天災に「もう大仏建立しかない」 という機運が高まっているようです。奈良時代に干ばつや大地震などが相次いだ際に、聖武天皇は国を鎮護するための国家的大事業として東大寺を建立。大仏を752年に完成させました。それに倣ってるわけですね。真面目なのかネタなのか…笑。しかし、これほど科学技術が進歩した今の時代でさえ天災に対して我々はなすすべもなくただただ祈るだけでありますので、過去の信仰に倣う気持は分からなくはないですよね。
それに対して、「災害が続いて大仏建立が話題になってるけど、現代日本でそうしようとしても、本当に2500億円かけるのかとか、大仏コンペが内輪の出来レースだとか、デザインが奈良や鎌倉のパクリだとか揉めて白紙撤回されたり事業仕分けされたりして、大仏完成までこぎつけるのはムリなんじゃないか」。また、「奈良大仏建立も当時大分盛り上がったらしいが、結果的に国家財政は傾き、民衆は困窮した。オリンピック開催と大仏建造、比して考えるべき問題と思う」なんて皮肉な意見もあって、面白いなあと眺めていた次第です。時は移ろえど、今も昔も社会の本質は変わりませんね。
個人的な結論としては兎に角、いつどこでどんな自然災害が起こるか分からないので、もしもの時に日頃から備えましょうねということです。
むーんさんに続き、私も先日上高地に行ってまいりました。ほんのり秋色です。
(Y)