こんにちは。オペレーターのSです。夕方から雨が降り始めました。
「ピンホール」という言葉を聞いて、皆さん何を思い浮かべますか?印刷業界でも用いられます。我々にとってはちょっと厄介な存在です・・・・・・
文字通り小さな穴です。色を一面に敷き詰めたベタ塗り面に発生する白い小さな抜けのことを指します。主な原因は「紙粉」です。あまり馴染みのない言葉だと思いますが、その字の通り、紙の粉なんです。
布を切った時に、繊維の塵が出ると思います。紙も繊維で出来ているので、断裁すると目に見えないような細かな粉がでるんですね。それが静電気によって紙の表面に付着したり、印刷機内部のローラーに取り残されたりして、その部分の色が欠けてしまい、ピンホールが生まれます。
また紙によって、紙粉の出やすさが異なります。薄い紙よりも分厚い紙の方がでやすく、表面がざらついたり毛羽だったりしたようなものの方が量が多いんです。薄い色ならばほとんど気にならないとは思いますが、色が濃くなればなるほど白い抜け部分が気になってしまいます。
印刷前の用紙の断裁の仕方にちょっとした工夫の仕方があったり、あとは印刷機内部の掃除をしっかりおこなったりと、日々注意が必要です。印刷物の仕上がりは本当にデリケートなんですねー。
それではまたお会いしましょう。(*゚∀゚)ノシ