こんにちは、ヤエモンです。
なかなか雪が除雪されずに道路はどこも一車線。
いつまでこんな状態が続くのでしょう。
宅配便の荷物も群馬宛だと流通がつまっているので、引き取り拒否されてしまうのだとか。
雪国でないと、こういう時は弱いですね。
さて、そんな中でも日々の業務は淡々と行われていきます。
ちょうど時期を同じくして来店されたお客様が二人。
賞状印刷をして、額縁とセットでお渡ししたいという同じような内容のご依頼でした。
一方のお客様は「金消し」の額縁を、もう一方のお客様は「金ラック」の額縁を選択されました。
これがややこしい。
「金消し」というのは、こちら。
金のフレームの額縁のこと。
そして全く金色が見当たらないのに「金ラック」というのがこちらの額縁。
逆じゃないか!と思ってしまいます。
実は金箔を小麦粉のような細かい粒子にした状態のものを「消粉」といい、これを塗装の際に使うことから金ピカに光っているこの額縁を「金消し」と呼ぶそうです。
金粉ですからお高いですが、この細かい粒子は伸びがいいそうですからちょっと安心です。
一方の「金ラック」。
今は転写フィルムを貼ったものを使用していますが、もともと額縁を塗装する際に金粉をラックニスで溶いたものを使用していたことから、現在もこの呼び名が残ったようです。
とはいうものの、紛らわしいですね。
頭が混乱するのは店サイドの問題ですね。
お客様とは「虎の模様みたいな茶色と黒の縞々の額縁ですか?それとも金縁がよろしいですか?」と正しい名称ではなく、見た目そのままに確認させていただくのが確かなようです。
本当にややこしいです。
みなさんもどうぞお気をつけ下さい。