やえもん、です。
その昔、「会議でバゼットって言葉が何回も出てきたのだが、一体何のことだろう?」と聞かれたことがありました。
状況から、「budget=予算」かな、と思いました。
そもそも日本語ではないのだから、カタカナ読みして「バゼット」でも「バジェット」でもいいのか、と考えながら
「予算」と言えばいいのに、、、なんて思ったものです。
とは言うものの、ここDiPS.A(ディップス)も「リップス」と勘違いなさる方もいらっしゃるようで、聞き慣れないカタカナ文字は
色々とややこしいですよね。
さて、今日はそんな横文字?についてお話したいと思います。
印刷関連の言葉でもごく当たり前のようにカタカナ言葉が使われますが、語源がわからなかったりするものです。
印刷の最終的な仕上がり見本のことを「カンプ」といいますが、これは「comprehensive layout」の略です。
「comprehensive」=包括的な、総合的な、の意味がわかると、なんとなく使っていた「カンプ」にも納得です。
もうひとつ、頂いた原稿を組んで、お客様に赤字を入れていただくための印刷物を「ゲラ」または、「ゲラ刷り」と言いますが、
さて、この「ゲラ」ってどこから来た言葉なんでしょう?
答えはこれです。
これは昔、活字を一文字ずつ組んで印刷をしていた時代に使用した活字を入れる木製の箱です。
古代・中世に主に労働者を運ぶ船を「galley」といったそうですが、この箱に活字を詰めた状態がそれと
似ていたようです。
この「ギャレー」が訛って「ゲラ」に。
印刷の古い歴史を感じますね。
なんといってもルネッサンスの三大発明のひとつですからね。
そんなことを感じる今日この頃・・・・・