こんにちは、ヤエモンです。
また台風が近づいています。
明日の通勤時間帯、ここ関東は大変なことになりそうです。
学校は休みになるのかなぁなんていつも考えてしまいます。
先日、東京へ行って参りました。
恥ずかしながら典型的な「地図の読めない女」であるくせして、「なんとかなるさ」という妙な度胸がすわった私は下調べもそこそこに電車に飛び乗りました。
一度行ったことがある場所だったりしたため、よけいになんとかなるさ、なんて思ったのが大きな間違い。
駅から遠かった場所が多かったせいもありますが、2万歩以上もひたすらに歩き続けました。
いくつか目的地はあったものの、そのひとつは「足りない活字のためのことば」展というもの。
三陸の釜石市で東日本大震災の被害にあった印刷所から引き取られたわずかな活字から詩や短歌などを組み印刷した展示会。
真っ白な紙にスミ文字の活版印刷。
同じ作品の中に文字の大きさが違う活字が並んでたりして。
この微妙な違いが組む時に苦労するんだよなぁ、大変だっただろうなぁなんて共感しながらじっくりとみてきました。
貴重な活字をはじめとする道具がみんな被害にあってしまい廃棄処分だなんて。
津波は大切なものを沢山奪っていってしまったのね、とため息。
可燃の木活字と不燃の金属活字とを仕分ける作業なんてさぞかし辛かったでしょうね。
木活字まであったのかぁ、もったいないなぁ、欲しいなぁなんて溜息つきながらいろんな資料を拝見いたしました。
ディップスにも不揃いな活字があります。
不揃いなんだよなぁ、とそれらを組むことに多少の抵抗感がありましたが、これからはこれも作品の味付けのひとつとなるような印刷ができたらいいな、と感じたことでした。
興味のある方は是非行ってみてください。
11/2まで馬喰町で開催されています。